
私が受験する看護専門学校には小論文が試験科目になっている学校もあります。
いくつか学校を比較していると、社会人入試はもちろん、
一般入試でも小論文を科目にしている学校は多いです。
この記事で小論文対策について、まとめて行きます。
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小論文について勉強していく中で、
NHK テストの花道「小論文は“型”で勝つ」が参考になりました。
その内容を踏まえ、参考しながらまとめてみます。
■「だろうか たしなよ」という型にはめる
小論文にはいくつか「型」があります。
起承転結などもそうですが、ここで提示する「だろうか たしなよ」の型にはめると、
文章構成がとても簡単になります。
■「だろうか たしなよ」は4段階構成
「だろうか たしなよ」は4部で構成されます。
2、意見を提示 「たしかに〜。しかし〜」
3、展開・理由説明 「なぜなら〜」
4、結論 「よって〜」
上からも分かるように「だろうか たしなよ」はそれぞれの書き出し部分になっています。順にみていきます。
■例題
最近スマートフォンが子育てに使われる場面が増えています。日本小児科医会は「スマホに子守りをさせないで!」というポスターを出しています。「親子のコミュニケーション」という表題でこの問題について論述しなさい。
この例題は、某看護専門学校で実際に出題された小論文のテーマです。
このテーマに沿って、「だろうか たしなよ」の型を使いながら文章を作ってみたいと思います。
●1、問題提起「だろうか」
現代はスマートフォンが普及している。親が学校から家に帰った子どもにスマホを渡し、ずっとゲームやインターネットで遊ばせている家庭が増えているという。この状況は良いのだろうか。
●2、意見を提示「たしかに〜。しかし〜」
たしかにスマホは便利だ。小学生くらいの子どもにスマホを持たせ「スマホに子守り」をさせれば、母親はゆっくり家事ができるし、父親は休日を寝て過ごせるかも知れない。
しかし私は「スマホに子守り」をさせることに反対だ。
●3、展開・理由説明「なぜなら〜」
なぜなら、「親子のコミュニケーション」が減ってしまうからだ。学校でのいじめや不登校の問題は、親子のコミュニケーション不足がひとつの原因と言われている。
●4、結論「よって〜」
よって、私は「スマホに子守り」をさせることに反対だ。
■まとめ
小論文の対策として、型を覚えておくことはとても役に立ちます。
ここでいう型は、英語では熟語・構文・英文法ということです。
数学では解法・定理・公式のようなものでしょうか。
どのようなテーマが出てきても、
「だろうか たしなよ」
この型を覚えていれば対応できます。
私はこの型をオススメします。
もちろんこれ以外にも良い型はあると思います。
小論文対策が必要な人は、自分が一番使いやすい型を見つけてください。
※参考 NHK テストの花道「小論文は“型”で勝つ」